お腹が空いて眠れない時はホットミルクを飲んでみよう

特にダイエットをしているわけではないのに、お腹が猛烈に空いて眠れない時があります。そんな時におすすめなのが牛乳を温めた「ホットミルク」です。

眠れない時に、温かい飲み物を飲むと胃腸が温められますが、その後は時間が経つに連れて徐々に冷めて行きます。私たちの体は、体温が下がるときに眠気が生じるので、ホットミルクを飲んだ後、布団に入っているうちにいつの間にか眠っていたという状況になります。

また、神経が興奮していて眠れない時は、温かい飲み物を飲むと自律神経がリラックスして落ち着いて来ます。さらにホットミルクに含まれる「トリプトファン」という成分は、鎮静作用があることで知られる脳内物質セロトニンを生成する作用があります。

その結果、ピリピリしていた神経が緩み、興奮状態も治まって落ち着いて来るので、自然に眠くなってきます。

ホットミルクは、耐熱性のマグカップなどに牛乳を注ぎ、電子レンジで1分から2分ほど温めるだけで簡単に作れます。
ミルクパンで温める場合は、沸騰させないように注意してください。沸騰させると表面に膜ができてしまったり、飲む時に膜が唇に張り付いて火傷をする危険性があります。

少し甘味が欲しいという場合は、ハチミツを加えるのもおすすめです。

冷たい牛乳をそのまま飲むと胃に負担がかかりますが、温めた牛乳は負担がかからず、むしろ胃の内壁を保護する働きがあると言われます。

北風が吹く寒い夜に飲むホットミルクは格別なおいしさがありますが、眠気をさそうためには真夏でも少し温めて飲むようにすると効果的です。

なお、夜中にホットミルクを飲んだ後は歯磨きをしておくのがベストですが、無理な場合は口の中をきれいにすすいでおきましょう。