水の効果的な飲み方

一日に飲む水の量は、少な過ぎても多すぎても健康によくないようです。

成人では、一日に約 1.5リットルの水を飲むと良いとされていますが、ただやみくもに飲むのではなく、効果的な飲み方というものがあります。

水分が不足しやすいときに飲む

「のどが渇いた」と感じたときは、すでに体内の水分が不足しています。

そして、一気に大量の水を飲んでのどの渇きを解消しようとすると、身体に負担がかかります。

水の飲み方は、のどの渇きを感じる前に、コップ一杯程度の水を一日に6~8回に分けて飲むようにすると、一日の必要量(約1.5リットル)を補給することができます。

また、一日の生活の中で、水分が不足しやすいときに意識して水を飲んでおくのが効果的な方法です。

まず、朝起きたときにコップ一杯の白湯または常温の水を飲むようにしましょう。睡眠中の発汗や呼吸により、身体は水分不足になっていて、血液もドロドロの状態だからです。

散歩や通勤・通学で歩いた後、スポーツをする前後の水分補給も効果的です。戸外での活動や大量に汗をかいたときなども、そのつど、こまめに水分補給をするようにしましょう。

入浴の前後や、就寝前に水を飲むのも疲労回復や健康維持に役立ちます。

食事中は、料理に含まれている水分以外にコップ1~2杯の水分を摂るようにすると効果的です。ただし、カフェイン入りの飲み物は利尿作用があるため、水分補給には適していません。

また、のどが渇いたときのビールなどは格別なおいしさがありますが、やはり利尿作用があるため、尿として殆どの水分が排出されてしまいます。

ビール以外のアルコール類も同じなので、飲酒中や飲酒後は意識して水分を摂るようにしましょう。