ひざ裏の筋肉を伸ばすと姿勢が良くなる

ひざの裏の筋肉は普段あまり意識しませんが、体を支え正しい姿勢を保つというとても重要な役割を担っています。

高齢者に猫背の人が多いのは、このひざ裏の筋力の低下が関係していると言われていますが、背筋がピンと伸びて若々しい人は、ひざ裏の筋肉もしっかりしています。

 

ひざ裏の筋肉と姿勢の関係

通常、加齢と共にひざの裏の筋力は弱ってきますが、それでも体を支えようとするので、ひざが曲がってきます。すると、骨盤が後方へ反り返るようになり、今度は体全体のバランスを取ろうとして背中が曲がってきます。

このような状態が長く続いた結果、猫背になると言われていますが、近年では年齢にかかわらずデスクワークの多い人やスマホを見る時間が長い人も猫背になるリスクがあります。

猫背になると、慢性的な肩こりや頭痛、腰痛などに悩まされたり、呼吸が浅くなって血行が悪くなり、新陳代謝も低下します。

何よりも姿勢が悪くなり、高齢者では物につまづいて転倒したり骨折しやすくなります。

しかし、簡単な運動でひざ裏の筋肉を伸ばすようにすれば、猫背を改善し若々しい姿勢を取り戻すことができます。

 

簡単なひざ裏伸ばしのやり方

最も簡単なひざ裏伸ばしのやり方は、布団やマットレスの上で横になり、両脚を垂直に上げて1分間ほどキープするという方法です。

この姿勢がきつい方は、壁を利用して壁に沿って両脚を垂直に上げてみてください。

このひざ裏のばしを1日2回から3回行い、1週間ほど続けるだけでひざ裏に筋肉がついてきます。

※ひざ裏伸ばしの体操については、他にも色々なやり方があり、書籍なども販売されているので、自分に合った方法でためしてみてください。