静電気で肩こり・腰痛が起こることがある

冬になると静電気のバチバチッに悩まされる方は、肩こりや腰痛にも要注意です。

身体に静電気が溜まると、血液がドロドロの状態になったり筋肉が緊張して硬くなるため、肩こりや腰痛、その他の関節痛などが起きやすくなるからです。

誰でも静電気は発生していますが、物に触れたときに静電気の衝撃を感じやすい人と殆ど感じない人とがいます。

静電気を感じない人は、空気中に自然に電気を逃がしているからです。これを「放電」と言っていますが、静電気を感じやすい人は、この放電がうまく行かず、体にプラスの電気がどんどん溜まって行きます。

そして、マイナスの電気を帯びた金属などに触れたときに、一気に放電されるためにバチバチッとした衝撃や痛みを感じることになります。

体内にプラスの電気がたくさん溜まると、マイナスイオンが不足して血液がドロドロの状態になるとともに、筋肉が緊張して硬くなり、肩こりや腰痛、関節痛、頭痛、冷え症などの身体の不調につながるとされています。

冬になるとこのような身体の不調に悩まされる方は、静電気の影響も考慮してみてください。

静電気を溜めやすい方は、まずは室内の湿度を調整してみてください。静電気は、気温25度以下・湿度20%以下の環境下で発生しやすくなるので、加湿器などを利用して湿度を50%から60%くらいに保つようにしましょう。

また、体内の水分が不足していたり肌が乾燥していると、自然放電しにくいため、静電気が溜まりやすくなります。

お茶などを飲んで水分を補給したり、ハンドクリームをこまめに塗って手の乾燥を防ぐだけでも、静電気の溜まる量を減らすことができます。

体内の静電気を減らすことができれば、肩こりや腰痛、関節痛、頭痛、冷え症などの不快な症状の改善にも役立ちます。