基礎代謝量を上げると、体が丈夫になり太りにくくなる

基礎代謝量を上げておくと、体が丈夫になって病気にかかりにくくなり、同じ量を食べても太りにくくなります。

基礎代謝量は、体組成計で量ることができるので、健康維持のためにも時々チェックしてみましょう。

基礎代謝量とは?

私たちの体は、まったく活動しない安静状態でも、心臓は動き、呼吸をし、体温を調整しています。この生命活動を維持するための必要最小限のエネルギー代謝量が「基礎代謝量」です。

この基礎代謝量は、10代後半をピークに年々減少して行くため、同じ量の食事をしても加齢とともに太りやすくなると言えます。

ただし、基礎代謝におけるエネルギーの多くは筋肉で消費されるため、若くなくても筋肉量が多い人ほど基礎代謝量は高くなります。

基礎代謝量を上げる方法

太りにくく丈夫な体を維持するためにも、基礎代謝量を上げておきましょう。
基礎代謝量を上げるには、次のような方法があります。

筋トレをする

基礎代謝量を上げるための最適な方法が、体内の筋肉量を増やすことです。

筋肉は、基礎代謝のうちの約40%を消費しているため、何もしなくてもエネルギーを燃やすことができ、自然に太りにくい体にすることができます。

できる範囲で、腹筋運動や腕立て伏せ運動、縄跳び、スクワットなどの筋トレを行い、筋肉を増やすようにしましょう。

ウォーキングをする

筋トレが苦手な方でも、毎日、20分以上のウォーキングをすることにより、肺活量が増え、心肺機能が向上します。
その結果、全身の血行が良くなり基礎代謝量が上がってきます。

ウォーキングを行う時は、背筋をまっすぐ伸ばして、両手を前後に振りながら、通常より広い歩幅で歩くとより効果的です。

きちんと朝食を摂る

朝食を摂ると、夜間は低めだった体温が上がってきますが、それに伴いカロリー消費も促進され、基礎代謝量もアップします。

特に納豆や漬物、ヨーグルトなどの発酵食品には、消化・吸収を促進したり新陳代謝を促進する働きがあるので、基礎代謝量も上がり体脂肪が燃焼しやすくなります。

また、食後にコーヒーやお茶を飲むと、カフェインやカテキンがエネルギーの燃焼を促進するため、さらに基礎代謝量を上げることができます。