夏野菜は体を冷やし、冬野菜は体を温めるのはホント?

「夏野菜は体を冷やし、冬野菜は体を温める」とよく言われますが、必ずしもそうではありません。夏野菜の中でも体を冷やすものもあれば、体を温めるものもあります。

また、家庭や職場、学校などエアコンが普及した現代では、夏だからといって体を冷やすものばかり食べていたのでは、かえって不健康になってしまうことがあります。

「体を冷やす野菜」と「体を温める野菜」の両方を、栄養バランスを考えながら食べることが、暑い夏を健康に乗り切るコツです。

体を冷やす野菜と体を温める野菜

夏が旬の野菜は、一般に水分とカリウムが多いため、体を冷やす働きがあります。

また、冬が旬の根菜類などは、ミネラルとビタミンEが多く含まれているため、血行と代謝を良くして体を温める働きがあります。

しかし、スーパーの野菜コーナーなどを見てもわかるように、現代では季節を問わず一年中出回る野菜も少なくありません。

ここでは、「体を冷やす野菜」と「体を温める野菜」に分けてみますので、両方を上手に組み合わせて食べるようにしてみましょう。

体を冷やす野菜

  • きゅうり
  • トマト
  • ピーマン
  • レタス
  • パプリカ
  • キャベツ
  • なす
  • ゴーヤ
  • ソラマメ
  • オクラ
  • トウガン
  • ズッキーニ
  • モロヘイヤ
  • ほうれん草

※上記にあげた「体を冷やす野菜」は、生でサラダで食べるとおいしいものが多いですが、あまり体を冷やしたくない場合は、火を通してから食べるようにしてみましょう。
火を通すと、体を冷やす作用は少し弱まります。

体を温める野菜

  • ネギ
  • ジャガイモ
  • サツマイモ
  • 玉ねぎ
  • 生姜
  • 大根
  • カボチャ
  • レンコン
  • ニンジン
  • ニンニク
  • 赤トウガラシ
  • かぶ
  • ゴボウ
  • 白菜

※上記にあげた「体を温める野菜」は、「体を冷やす野菜」と組み合わせることにより、栄養バランスが取りやすくなります。
また、ネギ、生姜、ニンニク、赤トウガラシなどは色々な料理に使うことができ、味のアクセントにもなります。