白いご飯には栄養素がいっぱい!

日本人が大好きな白いご飯。でもご飯には栄養素が入ってないから、おかずも一緒に食べるしかないと思い込んでいませんか?

実は白米には色々な栄養素がいっぱい入っているんです。白米の持つパワーを知れば、長年、日本人の主食としての地位を守ってきた理由がわかります。

白米に含まれる栄養素

米(コメ)は、イネ科イネ属の一年草の種子です。多くの植物の種子には、次世代へ命をつなぐための栄養素が凝縮されていますが、米も例外ではありません。

特に、米からもみ殻だけを取り除いた玄米には、胚芽を残してあるので白米以上に栄養があります。

では、胚芽を取ってしまった白米には栄養はないのかというと、決してそんなことはありません。

白米には、三大栄養素の「炭水化物・タンパク質・脂質」のほか、少量ながらもビタミンB群(ビタミンB1・ビタミンB2・ビタミンB6・ナイアシン・葉酸・パントテン酸・ビオチン)、ビタミンE、カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、リン、鉄、銅、亜鉛、食物繊維などが含まれています。

白米に最も多く含まれているのは炭水化物(糖質)ですが、これは他の栄養素に比べて分解・吸収のスピードが早く、すぐに体や脳のエネルギーとして使われます。

そのため、朝食に白いご飯を食べると、すぐに活動モードに入りやすくなります。

タンパク質は、身体のあらゆる組織を作っている重要な栄養素です。脂質もまた、細胞やホルモンの原料になったり、エネルギーを生み出す元になるなど、生命活動になくてならない栄養素です。

さらに、身体の調子を整えたり、三大栄養素の働きをサポートしたり、血流を良くする働きを持つビタミンやミネラル、老廃物を体外に排出する働きを持つ食物繊維まで、白米には含まれています。

日本人が大切にして来た、白いご飯を主食とする食文化をもう一度、よく見直してみたいですね。